「AERA」2022年4月4日号に「ビャンビャン麺 味も名前も浸透」を執筆しました。昨年からジワジワと人気が高まっている「ビャンビャン麺」。幅広の長い麺が特徴の中国・陝西地方の郷土料理です。
私も「ビャンビャン麺」が流行ってるなぁとは、ぼんやり知っていたものの、じっくり調べてみたのは取材がきっっかけでした。まずは取材前に、人気の火付け役となった「西安麺荘 泰唐記」さんに食べに行き、そのおいしさにびっくり。じつは、ワタクシ、つけ麺系があまり得意ではないのですが、「泰唐記」さんのビャンビャン麺はもっちり感がほどよくて、刻んだチャーシューや軽く茹でた野菜の具とよくからみ、花椒の香りもあいまって、「うまいっ!」の一言。辛みもちょうどよくて、あとを引くおいしさでした。
これは取材が楽しみ、と「泰唐記」さんに取材をお願いしました。同時に、市販の商品化もあちこちで進んでいることから、日清食品冷凍さんとカルディさんにもお話をうかがうことに。記事には、『三省堂国語辞典 第八版』に「ビャンビャン麺」の言葉が収録されたことも紹介していますが、このエピソードは、「泰唐記」オーナーであり、ソンメー商事代表取締役の小川克実さんに教えていただいたこと。面白いと思い、追加で取材をしたのです。
久しぶりの食テーマの記事でしたが、やっぱり食に関する取材は楽しいですね。とくに今回は、取材がロシアによるウクライナ侵攻が始まった週に集中していたので、国は違っても人と人を結びつける食の力も考えながらの執筆になりました。
記事はAERAdotで読めますので、ぜひ。自分でも読み返すと、また食べたくなってきます。じゅる……。 [前編]
[後編]
雑誌のほうは4月4日号掲載だったのですが、AERAdotでは、前後編の2本に分かれています。
[Kindle版]
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