年末恒例、「週刊朝日」2021年12月31日号まるっと一冊“ねこまみれ”特集に、2本の猫テーマ記事を執筆しました。
1本は、「わが子(にゃん)の鳴き声 なんて言ってるの?」。もう1本は、「フレディ・マーキュリーの猫愛 映画でも重要な役割果たす」です。
「鳴き声」のほうは、今年、「にゃんトーク」が話題になったことから、猫の鳴き声はなにを伝えようとしているのかを探ってみました。取材でうかがったのは、帝京科学大学アニマルサイエンス学科准教授の加隈良枝先生です。
「探ってみました」と言ってますが、じつは猫の鳴き声の研究論文はとても少ないのですね。猫は犬と違い単独行動が基本の動物であることから、他の猫に鳴き声で何かを伝えるコミュニケーションを必要としないそう。飼い主に向かって泣くのは、子猫が母猫に訴えるときのなごりではないか、というお話でした。
もう1本の「フレディ猫愛」は、クイーンファンにはおなじみのフレディ・マーキュリーの猫愛について取り上げてみました。フレディが注いだ愛猫へのエピソードに加え、フレディと猫とのシンクロぶりをシンコーミュージック・エンタテイメント刊の『ボヘミニャン・ラプソディ』の担当編集さんにうかがいながら、まとめてみました。
どちらも、のんびり楽しく読んでいただけたら、と思いながらの執筆でした。猫テーマの記事は、取材も執筆も不思議とほのぼの、ふんわりの内容になります。
2021年に発表する記事は、この猫記事が最終です。寅年の来年に向けて、縁起がいいかも、と思うテーマで締めくくることができました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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