「AERA」2018年3月5日発売号「震災対談」執筆しました

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「AERA」2018年3月12日号(3月5日発売)に「東日本大震災から7年 夢や幽霊として「今に」存在する」を執筆しました。

『津波の霊たち』(早川書房)を執筆した英国人ジャーナリスト、リチャード・ロイド パリーさん『私の夢まで、会いに来てくれた』(朝日新聞出版)の編者、東北学院大教養学部教授の金菱清先生との対談記事です。テーマは、東日本大震災における「死と生の物語」。

お二人とも今年の冬、上記の本を出版されました。『津波の霊たち』は、大川小学校で亡くなった子どもたちの遺族を丹念に追いながら、被災地に縁のある人たちと霊の物語を盛り込み、いかに震災が人々にとって衝撃的なできごとだったのか、また、日本の政治、社会的システムの弱点についても鋭く考察している、素晴らしいノンフィクションです。一方、『私の夢まで、会いに来てくれた』は、社会的支援からこぼれ落ちている「心のケア」について焦点をあて、夢を通して、被災者遺族がどのような物語を通して、生きていく道を探っていっているのかをていねいに拾い集めた証言集です。

震災から7年が経ち、表から見える物質的な復興は進みましたが、傷を負った心のケアや震災の中でも人的被害をもたらしてしまった日本の膠着したシステムの検証は、ほとんど進んでいないようにも思えます。

そうした課題から目をそらさず、被災した人々に寄り添いながら取材を続けてきたお二人に、震災から時間が経ったからこそ見えてくる被災地の死生観について語っていただきました。2時間の対談でしたが、もっともっとお話をうかがいと思うくらい、とても考えさせられる深い対談でした。お二人の著書をお読みになってから、また、対談を読んでから著書をお読みになると、またいっそう、東日本大震災の大きさを実感すると思います。

津波の霊たちーー3・11 死と生の物語
リチャード ロイド パリー Richard Lloyd Parry
早川書房
売り上げランキング: 679
私の夢まで、会いに来てくれた ---- 3.11 亡き人とのそれから

朝日新聞出版 (2018-02-20)
売り上げランキング: 2,609

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AERA震災対談、AERA dot.にも掲載されました